さくら福祉会の職員ならびに利用者は、先の熊本地震、⻄日本豪雨災害などの有事に際し、自発的なボランティアによる被災地の現状に即した支援活動を行って参りました。(現在も熊本市内、被災地のシングルマザー支援団体をはじめ農作物の提供などを行っております。)時には皆で片道350kmの被災地まで足を運び、のべ5000食の炊き出しを行いました。熊本地震発生から間もなく、何度目の炊き出しだったでしょうか?
片道3時間かけて、避難所での炊き出を終えた帰りの車中。突然、あるメンバーが堰を切ったようにわっと泣き出しました。
自分は、障がいがある事で今まで周りの人に世話をかけてばかりで生きてきた。
でも、今日、たくさんの人に『ありがとう』と感謝の言葉をかけられて...
人の為に何かをし、人から感謝され、人の役に立つことはこんなに嬉しい事だと初めて知った。
今日は今まで生きてきた中で1番嬉しい!
この体験によって、彼の『自分自身の価値を認める』自尊心は引き上がり、さくら福祉会の願いである
「人とつながり社会とつながる」ことを体験したのでした。